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< 質 問 >
clamwinでウィルスを検出しない

XMailを本格的に使おうとDocumentationを読みながら設定を進めてきましたが、1つうまくいかないことがあり質問させていただきます。

XMailCFGでclamwinを設定し、確認の為、テストウィルスeicar.comを添付して送信したところ、ウィルスとして検出されず、そのまま、送信先に届いてしまいます。
config.local.cgiにはclamdb、clamtempへのパスを手動設定してあり、フィルタもオンになっています。

メール送信直後、タスクマネージャーを見ていると、clamscan.exeが一瞬表示されるので、clamwinは起動しているようです。
また、手動でのウィルススキャンでは検出しており、メールに添付されている場合に検出できない状況です。

当方の環境は以下のとおりです。

Windows2000server SP4
XMail 1.22
XMailCFG 2.2b
ActivePerl 5.8.8.817
clamwin 0.88.3

なお、スキャンタイプは、オンラインに設定しています。

どなたか、ご助言をいただけましたら幸いです。

umeda (07.20/06)


【 cop (07.20/06) 】

umeda さん、

ClamWin 0.88.3 をインストールして試してみました。
確かにチェックできませんね。
調べた結果、私の環境では以下の対策でうまく行きました。

filter.common.cgi(2.22b版) の 412 行に、

$op = "--database=\"$clamdb\" (中略) --no-summary *.*";

となっているところがあります。
ClamWin の引数を指定している部分ですが、ここから '*.*' を取り、

$op = "--database=\"$clamdb\" (中略) --no-summary";

にしてみてください。
新しいバージョンではファイルを指定する必要がなくなったのだろうと思います。


【 umeda (07.21/06) 】

cop様

ご返答ありがとうございます。

cop様のご助言どおりにfilter.common.cgiを変更しましたが、送信先にメールが届いてしまいます。
(送り先は、XMailに登録してある同じドメイン内のユーザです。)

そこで、フィルタ処理のログ1(XMail)を確認したところ、戻り値が以下のようになっていました。

No.     Type     Xmail filter
------------------------------
[#00001] in     0    9
[#00001] post-data  0    9
[#00001] post-data  0    2
[#00001] pre-data   0    9
[#00001] pre-data   0    9

フィルターの戻り値に何か解決のヒントがあるような気がしているのですが、[参考]XMail README を読んでも、この戻り値の意味がわからない状況です。


【 cop (07.21/06) 】

戻り値がどれも変ですね。
clamdb変数はどう指定していますか?


【 umeda (07.21/06) 】

clamdbの指定は以下のとおりです。

clamdb = d:\clamwin\db

Clanwinのデフォルトでは、パターンファイル格納フォルダは、

c:\Documents and Settings\All Users\.clamwin\db

でしたが、システムドライブを避けたかったので、d:\clamwin\db に変更して使用しています。
Clamwinの設定も同様に変更し、パターンファイルの更新もおこなわれています。


【 cop (07.21/06) 】

スキャン結果のレポートファイルを見てください。

1. common.filter.cgi の 529 行
   system("rd /S /Q $_[0]");
   を一時無効にする。

2. ダミーウイルスを送信。

3. mailroot\avscan\?????\ 内に REPORT というファイルが
   あるはずなので、それを見てください。

手がかりになるようなメッセージは入っていませんか?


【 umeda (07.21/06) 】

cop様

お世話になっております。
ウィルスを検出できるようになりましたのでご報告申し上げます。

最初にいただいたアドバイス、

>ここから '*.*' を取り、

をおこなったときに、指定以外の箇所まで誤って変更していたようで、再度 XMailCFG をダウンロードし、filter.common.cgi のみを上書き保存後、指定箇所の'*.*'を削除したらウィルスを検出するようになりました。

cop様には、余計なお手間を取らせてしまい申し訳なく思っております。
また、私の環境も、cop様と同様の対処でうまくいき、安堵しております。
ありがとうございました。

なお、レポートファイルの確認についてですが、filter.common.cgi の上書き前は、avscan内にフォルダが作られない状況でしたが、filter.common.cgi を上書き後は、以下のとおり、検出されたウィルスが記載されておりましたので、正常に動作していると思います。

xmcfg_00.com: Eicar-Test-Signature FOUND

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