< 質 問 >
0.71-pre01 が登場

XMail のサイトに 0.71-pre01 が公開されています。

以下のように、いくつかの改良と大きな機能の追加があるようです。作者は一週間程度のテストランが必要だ、といっていますので、興味のある方は試して見てはどうでしょうか。

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Removed the SERVER.TAB variable "HeloUseRootDomain" and introduced a new one "HeloDomain" to specify the name to send as HELO domain ( look at variable documentation ).

If "HeloDomain" is not specified or if empty then the reverse lookup of the local IP is sent as HELO domain.

Added a new SERVER.TAB variable "DUL-MAPSCheck" to implement the "dialups.mail-abuse.org" maps check.

Changed the meaning of the SERVER.TAB variables SMTP-RDNSCheck, RBL-MAPSCheck, RSS-MAPSCheck, ORBS-MAPSCheck and DUL-MAPSCheck to give XMail the ability to delay SMTP commands for clients that fail the check.

The old behaviour ( dropped connection ) is obtained by setting values greater than zero, while You can set the delay ( in seconds ) by specifying negative values.

For SMTP-RDNSCheck and DUL-MAPSCheck variables the connection is no more dropped at welcome time but a "server use forbidden' message is given at MAIL_FROM time.

In this way XMail give authenticated users the ability to get in from "mapped" IPs.

Fixed a bug that cause XMail to crash if there is an empty line in a MLUSERS.TAB file.

Added a new SERVER.TAB variable "ErrorsAdmin" that will receive the notification message for every message that has had delivery errors.

The feature to force XMail to initiate a PSYNC transfer has been added. This is implemented by making XMail to check for a file named ".psync-trigger" inside MAIL_ROOT. When this file is found a PSYNC tranfer
is started and the file is deleted.

Added a new SERVER.TAB variable "MaxMTAOps" to set the maximum number of relay steps before to declare the message as looped.

Added SMTP after POP3 authentication and one new command line switch ( -Se ) to set the expire time of the POP3 IP.

A new SERVER.TAB variable has been added to enable/disable SMTP after POP3 authentication ( EnableAuthSMTP-POP3 ).
    
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senshu (05.13/01)


【 senshu (05.13/01) 】

補足します。

テスト版は、以下の場所にあります。
くれぐれも注意してご利用ください。

Here's 0.71-pre01 :

http://www.xmailserver.org/xmail-0.71-pre01.tar.gz
http://www.xmailserver.org/xmail-0.71-pre01.zip
http://www.xmailserver.org/xmail-0.71-pre01.crlf.zip
http://www.xmailserver.org/xmail-0.71-pre01.win32bin.zip

Just be carefull, it's hot :)

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なお、MailRoot 以下は、ごく一部が変更されているだけです。ただ、XMailCFG の一部修正が必要になるようです。

diff -uNr xmail-0.70/MailRoot/server.tab xmail-0.71/MailRoot/server.tab
--- xmail-0.70/MailRoot/server.tab    Thu Apr 26 15:08:16 2001
+++ xmail-0.71/MailRoot/server.tab    Sat May 12 18:14:02 2001
@@ -1,8 +1,12 @@
"RootDomain"    "home.bogus"
"POP3Domain"    "home.bogus"
+"HeloDomain"    "home.bogus"
"PostMaster"    "root@home.bogus"
+"ErrorsAdmin"    "root@home.bogus"
#"DefaultSMTPGateways"    "maticad.it,home.bogus"
"RemoveSpoolErrors"    "0"
+"MaxMTAOps"    "16"
+#"EnableAuthSMTP-POP3"    "0"
"Pop3SyncErrorAccount"    "psync-errors@home.bogus"
#"AllowNullSender"    "0"
#"AllowSmtpVRFY"    "1"
@@ -10,8 +14,8 @@
#"RBL-MAPSCheck"    "1"
#"RSS-MAPSCheck"    "1"
#"ORBS-MAPSCheck"    "1"
+#"DUL-MAPSCheck"    "-8"
#"CheckMailerDomain"    "1"
-#"HeloUseRootDomain"    "1"
#"SmartDNSHost"    "dns.home.bogus.net:tcp,192.168.1.1:udp"
#"DynDnsSetup"    "www.dns4ever.com,80,/sys/u.cgi?d=MYDOMAIN&u=MYUSERNAME&p=MYPASSWORD&i=%s"
#"DynDnsSetup"    "members.dyndns.org,80,/nic/dyndns?action=edit&started=1&hostname=YES&host_id=yourhost.ourdomain.ext&myip=%s&wildcard=OFF&mx=mail.exchanger.ext&backmx=NO,foouser,foopasswd"
---



【 cop (05.13/01) 】

XMailCFG はこのバージョンでは使えないですね。
対応版を出します。
まちがって使わないでください。> all



【 senshu (05.14/01) 】

copさん、お騒がせしたようで申し訳ありません。

0.71 で実現される機能のいくつかに、私がリクエストした内容が含まれているため、ちょっとうれしくなり、ここに書いてしまいました。

正式版が出るまでに、時間を確保して、問題が生じないかどうかを試して見たいと思っています。



【 もんた (05.14/01) 】

SMTP after POP3ってのがものすごく
ありがたいです。



【 senshu (05.16/01) 】

ver 0.71-pre01 のソースコードで移植性を低下させている一部のマクロを変更してもらえるようにメールをだしたところ、Davideさんから返事が来て、了解!していただきました。

もう少し、時間が掛かるようですが、次期の版は注目ですね。



【 senshu (05.17/01) 】

本日、pre02 が出ています。

sendmail コマンドが追加されており、更に多くの改良が施されたようです。(私の提案の一部も取り込まれていました。)

* A new SERVER.TAB variable has been added to enable/disable SMTP after POP3
  authentication ( EnableAuthSMTP-POP3 ).

* Added the replacement for sendmail that will use the local mail delivery
  of XMail ( look at the sendmail section ).

* The ESMTP command ETRN has been added has long as a new SMTP perm flag
  'T' to give access to this feature and a new SERVER.TAB variable "
  AllowSmtpETRN" to set the default feature access.

* Added a new CTRL command "etrn" to support the same SMTP feature through
  the CTRL protocol.



【 senshu (05.17/01) 】

ver 0.71-pre02 のコードは、一行の修正で Borland C++ コンパイラ(フリー版)でコンパイルできるようになりました。

この一行の修正を Davide さんにお願いメールを送ったところです。

多くの開発者が改良などに協力できるようになることを期待しています。



【 senshu (05.22/01) 】

ver0.71-pre02 を使い始めました。

利用を開始した理由は、テストのためではなく、ver 0.70 に大きな問題が起きたからです。
問題とは、「ある種のエラーが起きるとXMailサーバがループを検出できずにCPU能力を100%に近い形で消費してしまう」ことです。

MaxMTAOps が設定できるようになったことから、この問題を解決できると判断し、実行ファイルを差し替え、server.tab の変更点を修正し、運用を開始しました。

XMailCFG も通常の利用は出来ていることを報告しておきます。(ただし、ユーザーの追加や削除、追加された機能の利用に関してはテストは行っていません)。

緊急避難的な対応であることをご理解ください。



【 senshu (05.23/01) 】

ver 0.71 が出ました。(ただし、ソースのみですが、、、)

ttp://www.xmailserver.org/xmail-0.71.tar.gz

自前でコンパイルできる方は、試してみてはどうでしょうか。

私は、ver 0.71 を使っていますが、エラー処理が強化されたようで、管理者にとっては安心度が増した気がします。



【 cop (05.23/01) 】

バイナリが出るのを待って XMailCFG の
対応バージョンを出します。
もうできています。



【 senshu (05.24/01) 】

XMail ver 0.71 が公開されましたが、
XMailCFG も新版を公開していただいたようで、感謝いたします。

これで、安心して設定を変更できます。

どうもありがとうございました。



【 kon (05.24/01) 】

copさん
XMailCFGのXMail Ver0.71対応版を早速ダウンロードさせていただきました。いつも素早いご対応に感謝しています。

ところで、Ver0.70以前からのバージョンアップのときは「既存の MailRoot\server.tab を廃棄し、XMailCFG の「環境設定」-「XMail Server 環境設定」で改めて環境設定を行ってください。」とのことですが、

・まず、既存の MailRoot\server.tab を廃棄し、
・次に、XMailCFGをバージョンアップし、
・このXMailCFGでバックアップを行った後にXMail0.71を上書きインストールし、
・次に、XMailCFGでリストアした後に、「XMail Server 環境設定」で環境設定を行う。

という手順で大丈夫でしょうか?
間違っていましたら、ご指摘をお願いします。



【 senshu (05.24/01) 】

senshuです。

copさんへの質問のようですが、私の行った作業を紹介します。

ver 0.70 から 0.71 でのMailRootは、server.tab 以外は変更無しです。

そこで、

(1) XMailサーバを停止
---- XMailCFG を更新 ----
(2) server.tab を手作業で修正(XMailCFG が未対応だったため)
(3) XMail のバイナリやReadme.txt を差し替え
(4) XMail サーバを再起動

と、至ってラフな内容です。

今回の改定においては、バックアップとリストアの必要は特に無いと思います。(やっておいたほうが無難なのは言うまでもありません)

今ならXmailCFG が ver 0.71 に対応しているので、(2) はXMailCFGで行うことが可能になっています。実際の作業は、私の場合 10分程度でした。

手順を一度、紙にでも書いておけば迷わないでしょう。お試しあれ。



【 cop (05.24/01) 】

senshu さんのアドバイスの通りです。



【 kon (05.25/01) 】

senshuさん、copさん、
アドバイスありがとうございます。
お陰様で安心して作業を進めることができました。



【 通りすがり (05.28/01) 】

xmail 0.71ですが、AllowNullSenderは要注意。

server.tabで、
 "AllowNullSender"  "0"
になっている場合、

 Return-Path: <>
 From: postmaster@domain
みたいなメールが届きませんね。。

smtp-2001xxxログには、
 "SNDR=EEMPTY"
と記録されます。

AllowNullSenderオプションは、
"Return-Path:" は見るが、"From:"は無視か??

SMTPsrv.cppの
 SMTPCheckReturnPath()辺りと、
SMAILUtils.cppの、
 USmlCreateMBFile()辺りだとは思うが、、、



【 senshu (05.28/01) 】

通りすがりさん、senshu です。

私もいくつかのメールが送信できない現象に出会い、難渋しています。

私の場合には、「green.ocn.ne.jp のユーザに送信できない」というものですが、確かに ver 0.70 以前には無かった状況です。

この辺は改善が必要ですね。

修正された点を洗い出して(作者に対応してもらったほうが早いか?)みたいと思います。



【 senshu (05.28/01) 】

メーラーを変えて、ログを取ってみました。
#もしかすると、大きな勘違いかも知れません。

R 550 Relay denied --- の行に原因が
出ていますが、特にリレーを指定したとは
思えないのですが、OCNのメールサーバが
チェックが厳しいためでしょうか。
(ちなみに、自宅からの送信です)

-------- 送信時のやり取り ------------
R 220 <991015611.208@haguro> [XMail 0.71 (Win32/Ix86) ESMTP Server] service ready; Mon, 28 May 2001 11:06:51 +0900
S HELO shonai-cit.ac.jp
R 250 shonai-cit.ac.jp
S MAIL From:<****@shonai-cit.ac.jp>
R 250 OK
S RCPT To: <xxxx@green.ocn.ne.jp>
R 550 Relay denied
E 宛先アドレスが拒否されました。(550 Relay denied

S QUIT
R 221 [XMail 0.71 (Win32/Ix86) ESMTP Server] service closing transmission channel



【 通りすがり (05.29/01) 】

>R 550 Relay denied --- の行に原因が
>出ていますが、特にリレーを指定したとは
>思えないのですが、OCNのメールサーバが
>チェックが厳しいためでしょうか。
>(ちなみに、自宅からの送信です)

自宅からshonai-cit.ac.jpへRASで接続して
いるならリレーではないですが、ISP経由なら
IP的には外→外のリレーです。From:のドメ
イン名見てたら騙されますから。
でも、それならどこにも送れないハズか?(謎
(あと、このやりとりではまだOCNは絡んでない
ように見えますが、(みえるだけ?))



【 senshu (05.29/01) 】

通りすがりさん、コメントをありがとうございます。

確かに、私は ISP経由で利用しています。
今まで送信は、ほとんど内部に対するものだったので思い違いをしているのかもしれません。

ただし、同一のドメイン宛には問題なく送信が出来ている(これがそもそも問題か?)ことを追記しておきます。

既に、ISP経由で安全を確保しながら送受信が出来ている方の報告を待ちたいと思います。

(とりあえず、外部?向けの送信に関しては ISP のメールアカウントを利用することにしました)

お騒がせしました。



【 kon (05.30/01) 】

senshuさん、先日はお世話になりました。

#47に書きましたが、私の場合、外(ISP)→XMail0.71→外の送信(SMTPリレー)も結構多いですが、まだ拒否されたことはないです。

550 Relay deniedが出る場合、XMailのsmtprelay.tab(XMailCFGだとSMTPリレーの設定)で外部IPに対し制限をかけておられるということはないですか?

(でも、そうだとすると外部の特定宛先への送信のみ拒否されるということはないはずだから、外れですかね。)

> ただし、同一のドメイン宛には問題なく送信が
> 出来ている(これがそもそも問題か?)ことを
> 追記しておきます。
間違っているかもしれませんが、「同一ドメイン宛」の意味が、外(ISP)からXMailユーザー宛の送信だとすると、これはSMTPリレー制限には引っ掛からないと考えてよかったでしょうか?



【 と (05.30/01) 】

>「同一ドメイン宛」の意味が、外(ISP)からXMail
>ユーザー宛の送信だとすると、これはSMTPリレー
>制限には引っ掛からないと考えてよかったでしょうか?
外部へ「リレー」してないし、それは単なる「着信」では?



【 senshu (05.30/01) 】

konさん、「と」さん、アドバイスをありがとうございます。

SMTP認証や新たに加わった POP before SMTPの機能を同時に触った関係で、以前とは設定が異なっているようです。

もう一度、設定の確認を行いたいと思います。

P.S

XMail-ML では、ver 0.72 の話題が出ています。ver 0.71 のバグの修正が行われているようです。



【 senshu (05.30/01) 】

POP before SMTP ではなく SMTP after POP3 ですね。... (^_^;



【 senshu (06.01/01) 】

メールが送信できなかったのは ver 0.71 の問題ではなく、ISP の設定(フィルタリング?)の変更が影響していたようです。

現在は、SMTP認証を有効に設定し、問題なく、外部のISPからの送信が可能になっています。



【 SINDBAD (06.05/01) 】

長いスレッドだにゃ〜



【 通りすがり (06.09/01) 】

訂正:
>>S RCPT To: <xxxx@green.ocn.ne.jp>
>>R 550 Relay denied
>>E 宛先アドレスが拒否されました。(550 Relay denied)
>(あと、このやりとりではまだOCNは絡んでない
>ように見えますが、(みえるだけ?))

RCPT TOコマンドで伝えられたアドレスに配信できるかどう
か、「この時点」で判断する必要がある、、らしい。<RFC
OCNとやりとりした上でDenyされた可能性有です。不勉強でした。



【 通りすがり (06.09/01) 】

補足:
>xmail 0.71ですが、AllowNullSenderは要注意。
>server.tabで、
> "AllowNullSender"  "0"
>になっている場合、
> Return-Path: <>
> From: postmaster@domain
>みたいなメールが届きませんね。。
>"Return-Path:" は見るが、"From:"は無視か??

同じ"From"でも、MAIL FROM とFrom:は別物なのですね。
Return-Path:ヘッダは、SMTPのMAIL FROMコマンドから
生成された返送先で、From:ヘッダはあくまでデータ中の
ヘッダ扱い。厳密には別物で、上記は一致しないケース。
SMTPのDATAコマンド受理前にハネるなら、MAIL FROMを見
るしかないわけで、現状の動作は仕方無い(のかも)。。


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